

セアラ社では「天然資源の効率的な使用」の言葉を掲げ、環境保全問題にも取り組んでいます。
サスティナビリティ(持続可能性)
ビジョン
サスティナビリティ(持続可能性=Sustainability)とは当社の活動では、天然資源の責任感のある利用、食品の安全性、動物福祉、社内のガイドラインの遵守とより強力なパートナーシップの構築等を意味しています。 最善のガバナンスと社会的な意味においての環境管理は、当社の商品や株主に対してさらなる価値を感じていただくための新たな取り組みを構築する事に貢献しています。
当社(JBS)ではサスティナビリティに向けた活動、バリューチェーンを通して高品質な商品やサービス、ターゲットとする市場での価値を生み出すためにも、環境に与える影響の低減化やローカルでの開発を促進させることなども戦略の一部として導入しています。 当社のサスティナビリティ部(Sustainability Department)がこれらの取り組みの管理をしています。 また、この部署では社内でも独自の行動を取る事ができ、事業が成功するための問題を明確にし、さまざまな市場での挑戦や可能性に向けて戦略の修正などを行う事が出来ます。 尚、同部署の活動は当社のサスティナビリティ委員会(Sustainability Committee)により監視されています。
環境に対しての取り組み
これまでの歴史を通して様々な規則を作り、その規則の試行錯誤を繰り返すことで当社は評価されてきました。 商品は全生産工程において始めから商品が配達されるまで、サスティナビリティに関連するすべての項目を模範的な水準で維持出来るように厳しく管理されています。
当社では環境改善のための年間の投資計画を作成しています。 この計画では排水処理、廃棄物の処理、大気排出物や温室効果ガスの管理、水資源の使用管理に関して焦点をあてています。 ブラジル国内で有する各工場でするべき環境改善のために社内の総合環境アセスメントに基づいて計画されています。
尚、この投資計画は2011年以降毎年更新されており、多くのプロジェクトがこの計画により実施されました。
日々の業務におけるこれらの計画に基づいた活動は社内の環境方針(Environmental Policy)に従って行われます。 この方針は基準として設定された内容に過去に有効であった内容をさらに取り入れることでより高い基準を新しい設定としており、各工場での日常業務に対して、統一性を確かにするために実施される環境監視体制と制御ポイントを提供しています。
動物福祉について
動物性たんぱく製品をけん引する大手の食品会社の一つとして、そして事業のサスティナビリティを支えるためにも、サプライチェーンにおいて動物福祉(アニマルウェルフェア=Animal Welfare)を取り入れる事は重要であると考えています。 当社にとっての動物福祉は、グループ全体における日々の作業の中で発生する問題への対応、業績評価の指標、目標、監査と訓練なども含まれます。 セアラ社においても各工場等の品質管理チームが動物福祉の指標を3ヵ月毎に評価するチェックリストが作成されています。 同チェックリストは倫理的、法的、技術的な原則に従い、現在の法律、NGO(世界動物保護/WAP)の推奨内容、お客様が求めている内容や認証基準に基づいて作成されています。 定期的な確認内容として、問題発生時の対応策とアクション・プランを作成する事が盛り込まれています。
同チェックリストには、適切な生体の搬入および収容密度、待機時の環境および時間の条件、効率的なスタニング、絶食時間、効率的な放血、すべり/転倒、輸送時の死亡率(必要に応じて、原因の報告も含む)などの項目が含まれています。